透刺鍼法(鍼灸学生用)
ちまたでは○○式透刺鍼と言って、あたかも自分が発明したかのような事をうたっている治療家がいますが、透刺鍼法は古来からある鍼の一技法で、特別なものではありません。
この鍼法で全ての疾患に効果があるわけではないですが、特効的に効果のある場合もあるので、覚えておいて損はないでしょう。
透刺鍼法とは、特定の経穴や反応点から、他の経穴や対側に向かって、その皮下まで鍼を通す方法です。
その後、雀啄術を行い抜鍼するのですが、この時に対側まで鍼尖が突き抜けてはダメです。
また、途中で抵抗を感じたら、少し戻して方向をかえて抵抗のないところへ刺入します。
刺入の方向は直行刺入し、刺入も抜鍼も抵抗なく行うことが必要です。
使用する鍼は7号から10号、長さは7・5~15㎝と言われていますが、頚部などは2号や3号などの細いものにした方が無難です。
次回は適応症と具体的な治療方法を記載します。
2009/06/23 | 未分類
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