古典における鍼の訓練方法
鍼灸学校に通った方ならば、鍼の訓練器を見た事があると思います。
硬い層と柔らかい層に分かれた寒天状のものや、密度の違う枕状のものなどがあります。
では昔の鍼灸師たちはどのような訓練をしていたのでしょうか?
1:硬物(かたもの)通し
薄く柔らかい木材→硬く厚い木材へと鍼を通していく。
最終的には碁盤を通せるまで練習したらしい。
2:浮き物通し
水一杯に満たされた入れ物の中に、茄子や胡瓜を浮かべて、水がこぼれないように鍼を刺入する。
3:生き物通し
寝ている猫や犬が目を覚まさない様に鍼を刺す。
練習を積めば、障子に止まっているハエを裏側から刺入し、抜鍼すれば飛び立つという技ができる。
中々、現代の和鍼のつくりでは難しい技術だと思います。
ですが3に関しては、練習する価値があるかもしれません。
ハエは難しいと思いますが。
2009/05/20 | 未分類
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