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腰痛 東洋医学ver.

春がやってきましたね。

松山でも桜の開花が宣言されて、いよいよ一つの節目の季節です。

 

さて今回ご紹介させて頂くのは、東洋医学からみた腰痛の種類です。

 

『腰って、急にひねったり疲れが溜まりすぎたりして痛くなるんでしょう?東洋医学って何が違うの?』なんて思われるかもしれません。

 

じつは、東洋医学と言っても、簡単な三種類に分けられたりします。

 

①血の巡りが悪くなったことによる腰の痛み

②寒さや湿気によっておこる腰の痛み

③お年を召されたことによる老化症状の腰の痛み

 

そこに東洋医学的なお名前をつけると、

 

①血瘀(けつお)・②寒湿(かんしつ)・③腎虚(じんきょ)

 

こうなります。

 

 

じゃあ、一つずつ細かくみていきましょうか。

 

 

 

①血瘀(けつお)

 

えらく難しい字を書きますけれど、一言でいうと『血の巡りが悪くなってるとこがあるよ』ってとこです。

 

行き過ぎた状態を『心筋梗塞』『動脈瘤』等々とするとします。

しかしそこまでいかなくても、筋肉が凝って固くなるところで血瘀(けつお)は起こっています。

 

筋肉に同じ負荷をかけ続けると、筋肉はきゅうっと硬くなりそのままゆるみにくくなってしまいます。

筋肉の中には血管や神経が豊富にありますが、硬くなった筋肉に圧迫されその部分の血の流れが悪くなるわけです。

そして酸素や栄養素が上手くいきとどかず、酸欠となってしまい、痛みやだるさといった症状が出てきてしまうのです。

酸欠

刺すような強い痛みや、ずーんと重い痛みが特徴的です。

 

つまり

「超がんばって勉強したから肩こったわー」

「仕事でずっと同じ姿勢、腰がしんどいよー」

から来る痛みが、血瘀(けつお)による症状だと言えるのです。

 

 

 

 

②の寒湿とは、読んで字のごとく、寒さと湿気の事です。

 

・外が雨降りで代謝が上手くいかず身体の中に湿気(余分な水分)が溜まる

・暑さで大量に冷たい水分やアイスを摂取したりする

・とにかく外気が寒い日が続く

・冷え性です

 

…など

体の中に余分な水分が多くなったり、冷えたりすることで痛みとして起こります。

 

冷えるという事は体温が奪われるということ。

体のとっさの判断としては、筋肉という外の鎧を固くして通気性を低下させることで、内臓の温かさを守ろうとします。

そんな状態が続くと、筋肉の柔軟性は失われて怪我をしやすくなったりします。

 

固い状態が続くわけですから、①の血瘀(けつお)にもつながります。

 

冷えが強く(寒湿)、よくこっている人(血瘀)は、ぎっくり腰を起こしやすいです。

そういった人は瞬間的な衝撃に弱いので、くしゃみや咳、重い荷物を持ち上げる、体勢を変えるなどで、筋肉が負傷して捻挫のような強い痛みにつながります。

 

冷えが原因で起こっていることが多いぎっくり腰ですが、痛めた直後は炎症が強いので、炎症をそれ以上広めない為にも初めは痛めた患部をしっかりと冷やしましょう。

お風呂もシャワーで済ます方がよいです。

そして一週間ほど様子を見てから、お風呂に浸かったりして温めていく方が治りが良くなります。

 

 

痛みを止めることも、冷えにも血流の悪くなっている所にも、鍼はよく効きます。

なので、①血瘀(けつお)や②寒湿(かんしつ)、その他の腰痛に困っている方にはオススメです!

 

 

いよいよ③に移りたいところですが、思ったより長くなてしまったので、続きは次回に話させてください。

 

スタッフより

[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
[ http://www.jikochiryou-ehime.com/ 道後はり灸接骨院・松山市交通事故/むち打ち専門サイト]
[ http://www.biyou-ehime.com/ 道後はり灸接骨院・美容鍼灸専門サイト]
[ http://www.kodakara-ehime.com/ 道後はり灸接骨院・不妊・逆子治療専門サイト]

2016/03/30 | 未分類

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