土ふまずの痛み(鍼灸学生用)
土ふまずの痛みは、(土ふまず自体を負傷していなければ)多くはふくらはぎに原因があります。
競技では剣道など、つま先立ちになり、なおかつ片足に体重がかかるものに多いです。
また日常的にハイヒールを履いて強制的につま先立ちになっている方にも多くみられます。
ふくらはぎの治療ですが、鍼の太さは2番でかまいません。硬結が大きくて硬くても、5番や中国鍼を使用しても通常の刺し方ではあまり変化がありません。
ここで使用するのは運動鍼です。
痛みが出る状態(つま先立ち)になってもらい、ふくらはぎの硬結を指で押します。
非常に大きくても痛みを感じないものがあれば、小さくても強い痛みを感じるものもあります。
まずは強い痛みを感じるものに運動鍼を行います。
つま先立ちを上下してもらい、刺した部分に痛みを強く感じたら少し抜きます。
これでほとんどの場合痛みが取れます。
痛みを感じない硬結は古いもので、土ふまずの直接の痛みの原因ではありませんが、ふくらはぎの伸縮性を悪くしているので、こちらも取っていきます。
これは散鍼でも置鍼でも良いですが、時間がかかりますので説明してじっくりと治療していきます。
土ふまずの痛みが消えているので多くの患者さんが治療を終了してしまいますが、予防のためにも継続治療を勧めた方が良いでしょう。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
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